兵食協ニュース

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11月~2月はノロウイルス食中毒予防強化期間です。

衛生的な手洗いでノロウイルス対策を!

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  • 動物性自然毒による食中毒について

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

1月に入り、急に寒さが増してきました。このような時期には、温かい料理を食したくなるものです。特に鍋料理などは冬の定番といえ、ふぐ料理を口にする機会も増えてくると思われます。

今回は、ふぐとは別の魚による食中毒について紹介します。

<パリトキシン様毒>

毒の本体は、生化学的性状がパリトキシンによく似た物質(パリトキシン様毒)と考えられていますが、よくわかっていません。パリトキシン中毒と同じような症状が出ます。日本で中毒原因となる有毒種は、アオブダイ・ハコフグが多く、ブダイ・ウミスズメ・ハタ科マハタ属の魚類も中毒原因魚の疑いがあります。この毒は、水溶性で加熱処理しても毒性は失われず、毒成分は煮汁等に移行するものと考えられています。

食べてから症状が出るまでは、約12~24時間と比較的長く、激しい筋肉痛(横紋筋融解症)が主症状で、しばしば黒褐色の尿(ミオグロビン尿症)が出ます。ひどい場合は、呼吸困難・歩行困難・胸部の圧迫・麻痺・痙攣などを呈することもあり、重篤な場合には死に至ることもあります。回復には数日から数週間かかります。

ふぐの場合、毒(テトロドトキシン)があることは多くの人に知られていますが、それ以外の魚の毒(パリトキシン様毒)については知らない人も多いのではないでしょうか。テトロドトキシンもパリトキシン様毒も食物連鎖の結果、魚の体内に蓄積されるものであり、特に、パリトキシン様毒の場合は、ふぐのように毒のある魚種がはっきりと特定されていないこともあり、誤って口にすることも多いと思われます。そのためにも、ご自身で釣った種類不明の魚は食べないようにすることが重要です。また、体調が悪くなった場合には、すぐに医療機関を受診するようにしてください。

おいしい料理を安全に楽しみましょう。

※有毒魚に関する詳しい情報は、次の厚生労働省ホームページ「自然毒のリスクプロファイル」中の「動物性自然毒(魚類)」を参照ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/poison/index.html

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