兵食協ニュース

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  • ●「鶏刺し」「ササミのタタキ」等、鶏肉の生・半生商品は気をつけて●

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ギラン・バレー症候群という病気をご存じですか?

症状は様々ですが、足の力が入りにくくなり、腕にも徐々に脱力が広がっていき、階段の上り下りや布団の上げ下ろしができなくなったり、脱力と同時にしびれや痛みが生じたりします。さらに進行すれば、顔面神経の麻痺や喉がしびれて食べ物が飲み込めなくなる嚥下障害、重度では呼吸困難が現れることもあります。

また、少数ではありますが、障害が長く残る場合もあります。この病気、「ギラン・バレー症候群」は様々な原因で発症しますが、その一つにカンピロバクター食中毒から回復した数週間後に発症する場合があることが指摘されています。

実は、兵庫県内でも、飲食店で「ササミのタタキ」を食べた父子がカンピロバクター食中毒となり、その後父親はギラン・バレー症候群を発症した事例があります。

父親は四肢の麻痺により日常生活に介助を要することとなり、後遺障害1級と認定されました。この時の賠償金は1億円を超えたそうです。金額の大きさからも、被害に遭われた方が被った影響の大きさがうかがえますね。

この事件原因となった「カンピロバクター食中毒」とは、いったいどんな食中毒なのでしょうか。

カンピロバクターはニワトリやウシ等の家禽、家畜の腸内に生息している細菌です。

感染すると下痢、腹痛、発熱や頭痛などの症状を呈します。食中毒の主な推定原因は、生の状態や加熱不足の鶏肉、調理中の取扱い不備による二次汚染等が強く示唆されています。平成27年に国内で発生したカンピロバクター食中毒のうち、原因食品として鶏肉が疑われるもの(鶏レバーやササミなどの刺身、鶏肉のタタキ、鶏わさなどの半生製品、加熱不足の調理品など)が92件認められています。冒頭で紹介した事例も「ササミのタタキ」である半生製品を食べていました。

食中毒を予防し、楽しく健康に過ごしていくためにも、生や十分に加熱されていない鶏肉(鶏刺し、ササミのタタキ等)を食べない、食べさせないようにしましょう。

新着情報
2022/0613
令和4年度食鳥処理衛生管理者登録講習会受講希望調査

食鳥処理の事業の規制および食鳥検査に関する法律第12条5項第4号に基づく食鳥処理衛生管理者の登録講習会につきまして、食鳥処理衛生管理者の設置が必要な施設における当講習会の受講希望者数を把握したく、受講希望者調査が実施され…